虹の会 5月例会報告









虹の会だより「かがやき」No.69より
 5月例会
 開催日:2000年5月13日(土)
 場 所:ゆうゆうホール
 参加人数:51名(うち初参加14名)

■ 西田医師の相談コーナー

3階の会場は人があふれて、椅子が足りず、ドアも閉められない状態。そんなところへ、いよいよ西田医師登場。3時半から3階会議室では「何でも相談」・2階和室では患者同士のフリートークということになりました。

新しい人達は断然3階です。これまで抱えてきた心配事、不安をぜひこの機会に解決したい・・・と思われるのは当然というべきでしょう。さすがに「立ち見」の状態より人は減りましたが、それでも約20人ばかりが西田医師を囲みました。用紙に質問事項を書いてもらったのですが、最も多いのは、薬などの補助療法に関するもの。その他にホルモン療法による副作用、リンパ浮腫の悩み、乳房再建、妊娠との関係、そして相変わらず医師の対応の悪さ、病院を変えたいが、どう切り出せばよいか等の相談がありました。

西田医師は、それら一つ一つに丁寧に答えて下さいます。かえって気の短い司会者は「それくらいご自分で図書館でも行って調べたら、すぐわかりますよ」と横合いから要らざる口をはさんでしまいました。でも、西田医師は全然気にする風もなく、実に辛抱強く説明して下さいます。考えてみたら患者さんは気が動転していて、とてもそんな心理的余裕がない場合がほとんどです。健康人の常識で割り切ろうとした自分が恥ずかしくなりました。世に「1時間待って3分間診療」というけれど、西田クリニックは「3分間待って1時間診療」だとか。ナットク!

相談コーナーの持ち時間は90分。まだ何枚か質問用紙が残っているのにもう時間がありません。参加者が1階の販売コーナーをのぞいて帰れる時間を残してあげる、というのが協賛社との約束です。そこで「下着の販売は5時迄ですから、まだ話を聞きたい方だけ残って、それ以外の方はこれで一旦お開きにしましょう」と言ったのですが、誰一人下へ降りて行こうとしません。くいいるように西田医師の話に聞き入っています。いや、これには参りました。

最近、信じられないような初歩的な医療ミスが相次いでマスコミ沙汰になっています。私も以前ある病院で経験したことがあるのですが、患者が部屋に入って行っても顔も上げず、ひたすら検査データを見てはカルテに何やら書き込むだけ。そして一言「心配なものではありません」で終わり。データばかり見て患者を見ていないから、いや、患者を人格を持った一個の人間と思っていないから、取り違え手術とか投薬ミスとかが起こるのではないでしょうか。1時間かけて一人の患者と全身で向き合う西田医師の姿勢に、つくづく尊敬の念を覚えました。
(K.Y.)