各検査の具体的な内容をご説明します。

■ 各検査の実際

マンモグラフィー、エコーやサーモグラフィーは、苦痛を感じさせずに、かなり正確な所見を得ることのできる画期的な検査方法です。


マンモグラフィー(乳房X線撮影)

当院オリジナルの検査着に着替えてもらい(裸になることはありません)、片方ずつ交互に撮影します。マンモグラフィーでは体位のとり方が重要です(ポジショニング)ので、その都度説明しています。

フィルムの入った板の上に乳房を乗せリラックスした姿勢をとり、上からプラスティックの板がおりてきて乳房をはさみ圧迫します。乳房を均等にうすくのばすことで乳房内部の微細構造がわかってくるためで、少し痛みを伴いますが大切なことなので我慢して下さい。写真を撮れば圧迫しているプラスティックは自動的に解除されます。左右共、上下方向(C-C view)、斜め方向(MLO-view)の2方向撮影します。

乳頭分泌がある場合には、乳頭から造影剤を注入して分泌の原因となる部位を検査する乳管造影法が行われます。

X線撮影は、撮影の際の放射線の被曝が問題とされましたが、機器の改良によって、被曝線量はきわめてわずかになっており心配はいりません。


超音波(エコー)

ベッドの上に横たわってもらった受診者の乳房に、あたためてあるゼリーをぬって(冷たくてびっくりする心配はありません)、先端に水を入れてあるプローベを当ててなでるように動かしてゆき、乳房の内部を観察します(痛みは全くありません)。

左右順に細かく観察し(ホールブレストスキャニング)写真を撮った後、画面を見てもらいながら基本構造から痛変部位まで説明します。

悪性が疑われるしこりがあれば、麻酔の下にエコーで確認しながら針を刺し、微小な組織を採取します(エコー下穿刺組織診)。

悪性所見がなければ、触診法をお教えし検査を終了します。